北イタリアの山岳地帯、ヴァッレ・ダオスタ地方で作られるチーズ。山のチーズの代表格と言われ、食感はやや柔らかく、しなやかな質感があります。熟成庫である山小屋特融の干し草の香りが特長で、味わいは最初に蜂蜜のような優しい甘みと、後味には心地良いナッツの風味とほろ苦さが残ります。マイルドで優しい山のチーズは普段のお料理にも合わせやすく、そのまま食べても深いコクを楽しめますが、溶かしてこそ美味しさを最大に引き出せるチーズです。
ビタミンAが豊富で生きた乳酸菌を含みます。

イタリア国外に流通することは珍しいとてもローカルなチーズであるモンタージオはヴェネト州とフリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州内の牛乳だけで作られる最低5ヶ月熟成された中熟成タイプ。日本ではあまり知られていませんが、イタリアのDOPチーズの中で生産量第6位を誇る庶民的なチーズで、飽きの来ない食べやすい味わいはおつまみとして白ワインにも合わせやすく、料理に削っても美味しく食べられます。
起源は古く、13世紀頃にはウーディネの修道院で修道士がこのチーズを作っていたと伝えられています。生地はクリーム色から麦わら色で小さなチーズアイが見られ、デリケートで柔らかく甘みがあるのが特徴です。青草や干し草のアロマが感じられ、口に入れればほのかな甘味あるミルク感から、熟成で得たピリッとした風味に変わります。チーズコンクールCASEUS VENETI 2022にて銀メダルを受賞した、自信を持ってオススメするモンタージオです。